例えば、今、保育を希望されているお子さんが0歳児の場合。
「保育」は、小学校までの「約6年間」の過ごし方に、大きくかかわってきます。
赤ちゃんと年長さんを、パッと見比べても分かるように、この時期の6年間における心身の成長は、驚くものがあります。
だからこそ、この数年間を「どうにかこうにか、やり過ごす」のではなく「将来、子どもにどうなっていてほしいか?」そんな未来への長期視点も、持ってほしいのです。
そして、長期視点でみることは、
「この6年間は、こう過ごす!」
「今は、○○のために(優先したいこと)、このような状況や環境を選んでいる」
という「今の状況」を肯定的に受け取れたり、優先順位を決めることにも、とても役立ちます。
この視点は、あなたが働くうえでも、家族とのライフプランを考えるうえでも、大きな指針になることでしょう。
そして、目指す未来や優先順位によって「保育施設」や「手助け」の使い方が、変わってきます。
- どうしてもこの習い事には通わせたい!
→ご自身が送迎できない場合は、ファミリーサポートに送迎を依頼 - ●年後には受験をさせたい!
→3才になったら、教育が充実している園に転園する
→祖父母を説得(同じ目標を共有する)し、そのサポーターとなってもらう
家族みんなの夢や希望をシェアし合い、それを叶えるための優先順位を明確にしてみましょう。
特に、パートナーとは「家族のライフプラン」と「子どもの教育についての方針」をしっかりとすりあわせておきましょう。
目次
■考えてみましょう【小学校に上がった時(6年後)にどうなっていてほしいですか?】
1:子ども
- 習い事
- 教育(小学校受験、中学校受験、留学など……)
2:家族
- パートナー
→6年後にパートナー自身がどうなっていたいか、聞いてみましょう
→そして「家族の形」についても話し合ってみましょう - 兄弟姉妹の可能性
→もう1人子どもを望む場合、そのタイミングも考えてみましょう
3:自分自身の働き方
今のままの働き方で定年まで過ごすのか、独立するのか、どこかのタイミングで退職するか、など。
4:お金
「この先、どのくらいのお金がかかるのか」「いつまでに、いくら貯蓄したいか」など、お金の面からライフプランを立ててみましょう。
5:優先順位
1~4までを書き出した後、もしできればその中で「優先順位」をつけてみましょう。
■「保育スタイル」を、一緒に考えてみませんか?
- 家族の形や関連性
- お仕事の状況
- 思い描く夢
- お子さんの気質・性格
などなど・・・
ひとりひとりにとって、最適・最善の「保育スタイル」は異なってきます。
では、わが子にとって、自分にとって、最高の「保育スタイル」とはなんでしょう?
その「条件を整理」し「優先順位」をつけて、現実に一歩踏み出す方法や、これまで4県(埼玉、山口、神奈川、広島)で24園を見学し、7園を経験した現役保育園ママの辻稔子が「わが子にとって 最高の保育施設の見分け方」をお伝えします。
保育園に申請するとき、必要な条件についても確認してみましょう。
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