引っ越しや転勤などで、住民票を市外(区外)に異動する場合、自治体によりますが、異動した時点または、月末で退園となることがほとんどです。
ただし、「越境」が可能な場合もあります。その場合、住民票のある自治体と入所を希望する保育園がある自治体が広域入所を実施している自治体同士である必要があります。
利用定員の状況や待機児童の発生状況などをもとに、許可が出るかどうかが決まります。
そのため、希望する保育園のある自治体が待機児童の多い激戦区などの場合は、多くの場合、市民(区民)が優先されるため越境入園は難しいでしょう。
ただし、市境(区境)にある園や自治体同士が頻繁に広域入所を実施している地域などは、すべての希望者をポイント順に並べて判断されることもあるようです。
その自治体の方針とその方の状況により、結果が異なるため、この場合はこう!という明確な方程式がないのが越境入園です。
(娘が以前通っていた園は、市境にあったため、越境して通っている方も数人いらっしゃいました)
転勤など新居を購入した際の引っ越しは、ご自身で調整可能なことが多いため、できるだけ4月入園(3月末までに住民票を異動できる状態)を目指して動きましょう。
また、転勤などで3月末までは現在の保育園に通い、4月入園の申請をする場合は、現在の自治体と転入する自治体の両方に相談しましょう。自治体により対応が異なることがあります。
わが家はこのパターンで、県外転勤だったので越境ではなく転園でしたが、なかなか苦労しました。ただ、時期がちょうど4月だったことで無事に次の保育園が決まりました。
どこにも入れないと、どこでもいいからどうにかして子どもを預けたい!という気持ちになってしまいますが、今一度、保育園選択についても考えてみてくださいね。